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親と子どものためのADHDナビ

ADHDを学ぶ

ご家族・周囲の方へ

ADHDのお子さんには、ご家族のサポートが不可欠です。

ADHD(注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害)は、「落ち着きがなく、授業中に歩き回ったりする子ども」などと理解されていますが、子どもは本来、元気によく動き回るものですから、その見極めは容易ではありません。しかし、年齢につりあわないほど落ち着きがなかったり、不注意な行動が強くあらわれて、それによって学校生活やお友達との関係に問題が生じている場合は、ADHDの可能性があるかもしれません。

ADHDは、ドパミンという脳内の伝達物質の作用が不足気味になっておこると考えられています。ですから、お子さんの性格や気質が原因ではありませんし、ましてや保護者の方の育て方やしつけが悪いためではないのです。そして、ADHDの症状に、一番悩み、苦しんでいるのはお子さんご本人です。ご家族の方には、ぜひお子さんの気持ちに寄り添って、支えていただきたいのです。

ADHDには症状の改善が期待できる支援・治療法があります。また、そのままにしておくと二次的な別の障害につながる可能性もあるため、早期の治療が大切です。「もしかしたら?」と思ったら、ぜひ早めに専門の医師に相談してください。ADHDの治療には、ご家族や、医師、学校関係者、福祉関係者など、周囲の多くの方の理解と支援、そして連携が不可欠です。このサイトが、ADHDに関する知識と理解向上のお役に立てれば幸いです。

はじめに

ADHDとは、「Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder」の頭文字をとった略称で、日本語では「注意欠陥 /多動性障害」と訳されます*。

一般的には、「落ちつきがなく、授業中に動きまわる子ども」などと理解されていますが、本来、子どもは元気に動きまわるものです。 しかし、年齢につりあわず不注意や落ちつきがないなどの行動が強くあらわれ、そのことによって学校での生活や友人との関係などに問題が生じている場合、ADHDの可能性があります。 言いかえると、ADHDの特徴がみられても、本人や周りの誰もが困らず、問題がなければ、それを障害ととらえる必要はありません。

本人を含め、誰かがいつも困っている状況にあるADHDは、周囲の理解や支援が不可欠であり、適切なサポートと治療によって改善が期待できます。 この冊子では、ADHDのお子さんと関わる方々が、ADHDを正しく理解し、前向きに向き合うための内容がまとめてあります。 ADHDのお子さんとご家族、支える方々の、よりよい暮らしの一助となれば幸いです。

*最近は、「注意欠如・多動性障害」と呼ばれることもあります。

ADHDとは

主な特徴は3つあります

ADHD(注意欠陥/多動性障害)の主な特徴は、「不注意」「多動性」「衝動性」の3つで、これらが少なくとも2つ以上の状況(例えば学校と家庭など)でみられます。

また、外部からの刺激に対する反応が過剰になることがあります。例えば、授業中に校庭が騒がしいと、窓際まで行って見入ってしまうようなことです。刺激に反応した状態からもとに戻るのにも時間がかかります。

これらの特徴のいくつかは7歳以前からみられはじめ、何度注意しても改善がみられなかったり、周りの人とのトラブルが起こりやすくなったりします。

目立つ特徴はさまざまです

ADHDの目立つ行動上の特徴や、その程度には個人差があります。また、一緒にいる相手や場所などによっても変化するため、学校と家庭での様子が異なることもあります。

特徴のあらわれ方の違いから、「不注意優勢型」、「混合型(不注意、多動性、衝動性の3つがみられる)」、「多動性・衝動性優勢型」の3つのタイプに分類されます。

ADHDであった著名人

ADHDの人には、特異な能力や才能をもっている人が少なくなく、実社会で偉業を成し遂げた著名人がたくさんいます。トーマス・エジソンもADHDであったといわれています。

育て方やしつけが原因ではありません

ADHDでは、ドパミンという脳内の情報伝達物質の作用が不足気味であるといわれています。これは、脳の発達にかたよりが生じることが原因として挙げられています。

ドパミンの働きが十分に発揮されないことに加え、環境の要因など複雑にからみあって、ADHDの特徴があらわれると考えられています。

ですから、お子さんの性格・気質に根ざすものではありませんし、ましてや保護者の育て方やしつけが悪いために起こるものでもありません。

ADHDは珍しくはありません

ADHDのお子さんは、学齢期の3~7%といわれています。これは、30人のクラスに1~2人いる割合であり、決して珍しくはありません。

大人のADHDを学べて、上手に付き合えるヒントもまとめています。

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結果をみて「もしかしたら?」と思ったら、専門医に相談しましょう。

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