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親と子どものためのADHDナビ

ADHDとは

学校関係者の方へ

ADHD の子どもは、先生の“気づき”と“サポート”を必要としています。

「授業中、じってしていられずに歩き回る」、「毎日のように忘れ物をする」、「得意教科と苦手教科の理解の差が極端に大きい」。クラスの中に、このような子どもはいませんか?
もしかしたら、その子は発達障害の一つであるADHD(注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害)かもしれません。

ADHDの子どもは、学校生活を送るうえで様々な困難やつまづきを感じ、悩んでいます。
学齢期の子どもの3~7%が、ADHDの症状をもっているといわれています。これは、30人のクラスに1~2人いる計算になり、決して珍しくはありません。

ADHDは、周囲の正しい理解と支援によって、子どものつまずきを減らし、症状を改善していくことができます。そのためには、保護者や専門の医師だけでなく、担任の先生などの学校関係者、児童相談所などの福祉関係者との連携したサポートが不可欠です。
ADHDの子ども本人を含め、クラス全員のよりよい学校生活のためにも、学校関係者の方々にADHDに関する一層の知識と理解と深めていただければ幸いです。

はじめに

ADHDの子どもは、学校関係者の“気づき”と“サポート”を必要としています

  • 授業中、集中が続かず姿勢が崩れやすい
  • 毎日のように忘れ物をする
  • 得意教科と苦手教科の理解の差が大きい

(例:計算は得意なのに、漢字テストは極端にできない)

クラスの中に、このような子どもはいませんか?

もしかすると、その子どもはADHD(注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害)かもしれません。ADHDの子どもは、学校生活を送るうえでさまざまなつまずきを感じています。

しかし、周囲の正しい理解と支援によって、子どもが感じるつまずきを減らすことができるのです。

そのため、学校関係者がADHDの子どもの学校生活でのつまずきに気づき、適切なサポートを続けることがとても重要です。

この冊子では、ADHDの子どもへの理解を深めていただくために、学校生活でよくみられる行動やその対処法などをまとめています。ADHDの子ども本人を含め、クラス全員のより良い学校生活の一助となれば幸いです。

学校生活でみられる特徴

「気づかれやすい行動」と「気づかれにくい行動」があります

ADHDの主な特徴は、「多動性」「衝動性」「不注意」の3つです。

  • 多動性・・・落ちつきがなく、じっとしていることができない
  • 衝動性・・・思いついた行動を唐突にとる、順番待ちができない
  • 不注意・・・物ごとに集中できず、忘れやすい

これらの特徴とその程度には個人差が大きく、かかわる相手や環境などによっても差がみられるため、学校と家庭での様子が異なることもあります。

また、ADHDの子どもの行動には、周囲の人々に「気づかれやすい行動」と「気づかれにくい行動」があります。「気づかれにくい行動」は、見過ごされてしまう可能性があるため、注意が必要です。

気づかれやすい行動 ➤ 「多動性」、「衝動性」による行動
対人関係のトラブルが中心で、周囲を巻き込み大きな問題へ発展することがあるため、気づかれやすい。
気づかれにくい行動 ➤ 「不注意」による行動
忘れ物や成績不振など本人だけが困ることが多く、周囲に迷惑をかけることが比較的少ないため、気づかれにくく見過ごされることがある。

学校生活で気づかれやすいADHDの行動

「多動性」による行動例*

  • 意味もなく手足を動かす。
  • 席にじっと座っていることができず、常にそわそわしている。
  • おしゃべりがやめられない。
  • 授業中、勝手に席を離れて立ち歩く。
  • 静かにしていなければならない時に、走り回る。
  • 集団行動ができない。

「衝動性」による行動例*

  • 勝手に話し出したり、他の児童への質問に答えてしまう。
  • 順番を待つことができず、 列に割り込んでしまう。
  • ささいなことで大声を出したり暴れたりする。
  • 他の児童の邪魔をしたり、ちょっかいを出したりして、けんかになる。
  • 他の児童の持ち物に勝手にさわり、トラブルになる。

*これらの行動は、ADHDの子どもだけに特有のものではなく、他の発達障害の子どもの行動と重なるものもあります。

学校生活で気づかれにくいADHDの行動

「不注意」による行動例*

  • 鉛筆などの学習用具を机から落としやすい。
  • 宿題や傘などの忘れ物が多い。
  • 他の児童より頻繁にけがをする。
  • 年齢不相応に字が汚い。
  • 机の中や周囲の整理整頓が苦手である。
  • 授業に集中することが難しい。
  • 文章を飛ばして読んだり、思い込みで読む。
  • 指示を聞いていないため、行動が遅れる。
  • 好きな教科と嫌いな教科で意欲の差が激しい。
  • 課題や活動を順序立てて行うことが困難である。
  • 似た課題でも、テストの点数にばらつきが大きい。
  • 話しかけられているのに、うわの空にみえる。
  • 友人との約束を忘れたり、約束が重複してしまう。

ADHDの子どもによくみられるその他の特徴

  • 着席中、姿勢が崩れやすい。
  • 1人で遊んでいることが多い。
  • 友人に避けられていることが多い。
  • 日中、眠そうにみえる。
  • 手先が不器用である。
  • 好きなことには、時間をかけて取り組むことができる。
  • 複雑な運動が苦手で、鉄棒や縄跳びなどの上達に時間がかかる。
  • 知的な遅れはみられないが、学校の成績が良くない。

学校生活における1日の行動パターン例 ~「不注意」による行動が多い子どもの場合~

大人のADHDを学べて、上手に付き合えるヒントもまとめています。

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