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親と子どものためのADHDナビ

バーチャルADHD

がんばりカードの使い方

DRCとは

ADHDのお子さんは、社会的スキルの習得にサポートが必要です。

ADHD(注意欠陥/多動性障害※1)のお子さんは、3つの主な症状(不注意・多動性・衝動性)によって、社会生活を送るうえでさまざまなつまづきを感じ、セルフ・エスティーム※2が低くなりやすいといわれています。

セルフ・エスティームが低くなると、いろいろなことに自信が持てず、投げやりな態度を示し、周囲から孤立しがちになってしまいます。

また、適切なサポートが得られないと、成長とともに得られるはずの社会的スキルを習得できないまま大人になってしまうおそれもあります。

このような問題を抱えやすいADHDのお子さんへの対応には、お薬による治療で困っている症状を減らしながら、社会的なスキルを身につけるために心理社会的療法を行うことが効果的であるといわれています。

DRCは、心理社会的療法のツールのひとつです。

DRCとは、Daily Report Card(デイリー・レポート・カード)の頭文字をとった略称で、心理社会的療法に用いるツールのひとつです。

お子さんの特徴にあわせた適切な目標を設定し、目標や達成の様子を保護者や学校関係者が記入するものです。

ADHDのお子さんが普段の生活で何に困り、どのように対処すればよいのか、どの目標が達成できたのかを、お子さんと周囲の大人たちが一緒に考えていくために有効です。

また、事前にごほうびを決めておき( P3を参照)目標達成を目指すことで、少しずつお子さんの望ましい行動が増えるとともに、ほめられる経験が少ないADHDのお子さんにとって、セルフ・エスティームの向上につながる大切な機会になります。

※1:最近は、「注意欠如・多動性障害」と呼ばれることもあります。
※2:自尊感情などとあらわすことがあります。

DRC:目標達成度記録カード

カードに名称をつけます。ここでは、「毎日のがんばりカード」としています。

設定した目標行動を記入し、その日のがんばり(目標達成度)にあわせて「はい」か「いいえ」に○をつけます。

「毎日のがんばりカード」では、1ページに1週間分の目標達成度を記録していくことができます。

ごほうび内容記入シート

目標達成時にもらえるごほうびを、あらかじめ決めておきます。

「はい」の数に応じたごほうびの内容をそれぞれ記入します。

「毎日のがんばりカード」では、裏面がごほうびを記入するためのシートになっています。

DRCのメリット

DRCは、お子さんや周囲の大人たちにさまざまなメリットをもたらします。

ADHDのお子さん
  • 目標達成のためにどのように行動すればよいのか、少しずつ分かるようになり、社会的スキルを身につけていくことができます。
  • ほめられる機会が増えることにより、セルフ・エスティームの向上につながります。
周囲の大人たち

〈保護者・学校関係者・医師〉

  • お子さんの特徴にあわせた適切な目標を設定し、サポートすることができます。
  • お子さんをほめる機会が増え、コミュニケーションが増えます。
  • 保護者と学校関係者の間で、お子さんの情報を共有する機会が増えます。

〈保護者〉

  • 行動改善に効果のある適切なごほうびの与え方やほめ方がわかります。

〈医師〉

  • 行動改善度の確認や、治療方針の決定・見直しの目安になります。

DRCの実施手順

ADHDのお子さんは、家庭内だけではなく学校でもつまづきを感じることが多くあります。

そのためDRCの目標は、家庭生活が中心になる場合と学校生活が中心になる場合があります。

どちらの場合もセットアップの流れは同様です。

【家庭での行動を中心とする場合】

家庭での目標を設定してDRCを活用します。その場合も、学校関係者にDRCの内容を伝えて、お子さんに関する情報を共有することが大切です。

【学校での行動を中心とする場合】

学校関係者(担任教師など)に協力を依頼して、DRCを活用します。

学校関係者が、お子さんの学校での様子(目標達成度)をDRCに記入して保護者に伝えることで、毎日の連絡ツールになります。

DRCを毎日お子さんが学校に持参して学校関係者へ渡し、学校関係者から渡されたDRCを家に持ち帰るようにすることが必須です。

まずは、家庭か学校のどちらかでDRCを活用します。お子さんを含めDRCにかかわる全員が、要領をつかんでスムーズに実施できるようになったら、家庭の目標と学校の目標を組み合わせても良いでしょう。

セットアップの流れ

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